世界人口は約82億人(2025年時点)。依然として極度の貧困(1日2.15ドル未満)は深刻で、約7億人=世界人口の約8.5%(2022年実績)が該当します。
開発支援(ODA)の対象となる国・地域は150超に及び、広い範囲で援助需要が続いています。
不平等の拡大も顕著です。たとえばオックスファムは、2017年に生み出された富の82%を最上位1%が占有したと報告しました(歴史的指標)。さらに2024年には世界の富豪の資産が約2兆ドル増加し、今後10年で“兆ドル長者”が複数誕生するとの見通しも示しています。
一方で公的開発援助(ODA)は2024年に6年ぶりの減少(2,121億ドル、対前年▲7.1%)。国際的な需要が高まるなか、資金面の制約が強まっています。
これらの課題は、グローバルな政治・経済の構造と密接に結びついており、「誰が、どのように」解決へ動くのかが問われています。本講義では、基礎知識の体系化とデータに基づく初歩的な分析訓練を通じて、持続可能な地球社会の実現に向けた視点を養います。
到達目標
• 国際協力の基本構造(主要アクター、制度、資金メカニズム)を理解する。
• 貧困・不平等・気候変動など地球規模課題(Global Issues)を、最新データと事例で説明できる。
• データを根拠に自分の言葉で整理・議論する初歩的スキルを身につける。
授業構成
• 前半:国際協力の仕組み
主要アクター(国際機関・政府・NGO・企業)、ODAの現状と課題、評価とアカウンタビリティ、近年の資金動向 ほか。
• 後半:地球規模課題の各分野
極度の貧困と不平等、保健・教育、気候変動(適応・損失損害)、食料安全保障・人道支援、ジェンダー、移民・難民・都市化 等をケースで学ぶ。
教室:C204
- 教師: じゃやせーな P.